時々「神社の中にはお参りしてはいけないところがある」と言う記事やサイトを見かけることがあります。
 私も邸内社や駐車場の片隅で放置されたようなお稲荷さんへのお参りは躊躇するものがあるのは確かです(どちらも私有地ですしね😁)。
 でも「お参りするのが良いことばかりではない」と言われて、自分の見聞きしたことの比較をしておくべきかと考えています。
 上野の近くに「寄席発祥の地」や横山大観が描いた龍の図が有名な下谷神社があります。この神社は銀座線の「稲荷町駅」の元になった「稲荷町」と言う地名がこの神社に由来する大きな神社で、私の大好きな神社の一つです。
 この神社にお参りするときは、必ずと言っていいほど近くにある地護稲荷神社にもお参りしています。かなり独特の雰囲気がある神社で、最初にお参りした後には先程書いた「お参りしないほうが良い神社」なのかと思っていたのです。
 何が独特かと言えば、小さな祠の裏に真っ赤に塗られた岩が置かれている上に「百々恐塚」なんて文字が由緒を書いた石碑に刻まれていたりするのです。
 ただ、まずおことわりしておきますが、お参りした私には何も障りは起きていません!😁

 そして、別日に下谷神社にお参りした時に神職の方にちょっとだけ覗いました。「地護稲荷神社は下谷神社の兼務社ですか?」と。すると「いえ、地元の方が建立された神社で、神事はこちらで行っています」とのお答えがありました。そう、誰も放棄はしていないし、きちんとお祀りされている神社なのです。どんな経緯で建立されたのかは存じません。でも、大切にされている神社なら、私にとっても大切な神社なのです!と思っていますから。